So-net無料ブログ作成

しょうがご飯の想い出 [青春期]

ある場所で、彼女がつくった手料理を食べた。
メニューはしょうがご飯。


簡素なようだが、やり方によっては、出汁の取り方含め手が込んでいる。手抜きが絶対にきかないメニューと言った方がいい。

レシピはこうなっている。


新生姜の炊き込みご飯のレシピ/作り方
https://www.sirogohan.com/recipe/sinshougagohan/




おいしそうに私が食べていることに気づいた、隣の席の人が彼女がつくったことを私に告げた。ふっくらした食感、さっぱりとした味、申し分ないほどだった。凝り性な彼女の一面を改めて知った。


一瞬箸を休め、彼女を探した。
彼女は目に一杯涙をため、私が食べる様子を少し離れたところで見ていた。


私は別の女性との婚約を破棄するつもりはなかった。

彼女と将来を共にすることを諦めていた。
彼女への想い、すべての記憶を消し去る目的のために再会した。
彼女は、昔のまま。
変わりようがなかった。


私たちはいつもぎこちなく、最後まで心が通じ合うことはなかった。


こうして、しょうがご飯は、私たちにとって別れの晩餐となり、それ以降、彼女がつくった以上の、おいしいしょうがご飯に巡り合ったことはない。



Finzi - Romance in E flat major, Op. 11
ttps://www.youtube.com/watch?v=7kjvB1lzZyk

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。